昨日の法制審議会民法(債権関係)部会第71回会議において、民法(債権関係)の改正に関する中間試案(案)が審議され、早速、本日、『民法(債権関係)の改正に関する中間試案(案)』が法務省のWebサイトで公開されました。


審議会の議事録や資料が膨大で目をとおすこともできず、2011年に公表された民法(債権関係)の改正に関する中間的な論点整理を確認することもできませんでした。
改正自体は、まだまだ先のことだからと考え、パブリックコメントにかける頃には、と先送りしていたところ、とうとう先送りのできないところまで来てしまった感じです。
今年の4月からパブリックコメントを募り、2015年に改正法案を国会に提出する予定で、これが実現すると約120年ぶりの抜本改正になるとのこと。

できれば、仕事に関係しそうなところについては、パブリックコメントを出したいところですが、意外と関係しそうなところが多くて、これから繁忙期の年度末を迎えることを考えるとなかなか厳しそうです。

それにしても改正項目数が約300項目あるとのことで、改めて民法を学びなおす必要がありそうです。
以下、見出しを列記すると

1 法律行為総則
2 意思能力
3 意思表示
4 代理
5 無効及び取消し
6 条件及び期限
7 消滅時効
8 債権の目的
9 履行請求権等
10 債務不履行による損害賠償
11 契約の解除
12 危険負担
13 受領(受取)遅滞
14 債権者代位権
15 詐害行為取消権
16 多数当事者の債権及び債務(保証債務を除く。)
17 保証債務
18 債権譲渡
19 有価証券
20 債務引受
21 契約上の地位の移転
22 弁済
23 相殺
24 更改
25 免除
26 契約に関する基本原則
27 契約交渉段階
28 契約の成立
29 契約の解釈
30 約款
31 第三者のためにする契約
32 事情変更の法理
33 不安の抗弁権
34 継続的契約
35 信義則等の適用に当たっての考慮要素
36 売買
37 贈与
38 消費貸借
39 賃貸借
40 使用貸借
41 請負
42 委任
43 雇用
44 寄託
45 組合
46 終身定期金
47 和解

本日公開された「民法(債権関係)の改正に関する中間試案(案)」は、改正の方向性が示されているだけのものなので、「民法(債権関係)の改正に関する中間試案(案)のたたき台(概要付き)」は、最低でも確認する必要がありそうです。

民法(債権関係)の改正に関する中間試案のたたき台(1)(2)(3)(概要付き)
民法(債権関係)の改正に関する中間試案のたたき台(4)(5)(概要付き)

きちんと時間を作って、キヤッチアップしないと、実務に支障がでそうです。