『グリー、未成年の超過課金5544人に』
『733人から拡大 「複数システムで不備」 総額は4937万円』
またニュースになってしまいました。
前回も書きましたが、表示に関する「欺瞞性」なんてたいてして問題ではなくて、一連のSNSゲームの問題の本質は、「射幸心をあおる」ことにあるんですけどね。

日経の記事には「複数の決済システムで上限設定にミスがあったため」とありますが、(まぁ、それも問題ではありますが)そもそもSNSゲームを提供する会社において、いかにお金をつぎ込んでもらうかを日々考え、マルチ商法やホストクラブ等のビジネスモデルまで研究しながら、大人たちが必死に知恵を絞っているわけですから、システム(強制)的に利用を停止させないと、上限金額を越えて利用をしてしまう子供たちは相当数いると思います。
ちなみに、その上限金額は15歳以下は月額5000円、16~19歳は月額1万円だそうで、これに携帯電話代(5000円)とか友達と遊ぶためのお金(5000~10000円)を考えると、15歳以下は最低でも月額15000円、16~19歳は月額2万円くらいのお小遣いがないとやっていけない気がします。

どのくらいの割合かとかは全然知りませんが、きっと多くの未成年者は、これだけのお小遣いを捻出するために、勉強もせずに(苦笑)、SNSゲームやって、バイトやって、友達と遊んでいるのでしょう(笑)。
なかには、SNSゲームで得たアイテムをリアルマネートレード(RMT)して、SNSゲーム代もバイト代もその他もろもろのお小遣いも稼ぎ出している子供たちもいると思います。
SNSゲームがRMTと結びつくことで賭博罪を構成するのでは?というお話は、コンプガチャが騒がれた昨年の5月頃にだいぶ検証されているので、そのお話はさておき、今回は、2013年1月9日に公表されたQ&Aが賭博罪の構成に与える影響を整理する・・・
はずだったのですが、今回もだいぶ長くなってしまったので、続きは次回に。。。